2014年11月08日

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.10「壁画の全貌を公開」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.10「壁画の全貌を公開」

 約20mmの地下通路の両壁面に描かれた壁画「京北線の窓辺から」が完成しました。 北桑田高校、周山中学校の美術部員が主体となり、 約2ヶ月に渡る制作期間のうえ、描ききった大作です。

 その全貌をここに公開いたします。 地下通路を電車に見立て、その壁面を車窓として その窓辺にうつる「京北の四季の風景」を描いていく。 そんなテーマを持って臨んだ今回のプロジェクト。

 8つの窓辺に描かれた風景は「京北の風景そのもの」でした。 どうぞご覧下さい。


壁画全貌_1
壁画の舞台となる地下通路の入り口。この階段を下りた場所に壁画が描かれています。

壁画全貌_2
壁画の全体像です。(通路西側より写したもの)

壁画全貌_3
通路南側の壁面に描かれた絵。(通路東側より写したもの)

壁画全貌_4
通路北側の壁面に描かれた絵。(通路東側より写したもの)

壁画全貌_5
通路北側の壁画「春の風景」

壁画全貌_6
【ピックアップ】よく見ると、桜の木の下にたくさんのタンポポが咲いています。

壁画全貌_7
通路北側の壁画「夏の夜の風景」

壁画全貌_8
【ピックアップ】真っ暗な闇の中に、蛍の光がほんのり漂います。

壁画全貌_9
通路北側の壁画「秋の風景」

壁画全貌_10
【ピックアップ】型紙を使って描かれた杉の表現。その木の間から紅葉がのぞきます。

壁画全貌_11
通路北側の壁画「冬の風景」

壁画全貌_12
【ピックアップ】降り続く雪のなか、家のなかにはうっすら人影が見えます。

壁画全貌_13
通路南側の壁画「春の風景」

壁画全貌_14
【ピックアップ】こぼれ落ちそうなくらい満開の桜。家の屋根もほんのり桜色に。

壁画全貌_15
通路南側の壁画「夏の風景」

壁画全貌_16
【ピックアップ】ギラギラ輝く向日葵の向こう。木には夏の日差しが差し込みます。

壁画全貌_17
通路南側の壁画「秋の風景」

壁画全貌_18
【ピックアップ】山には朱色や黄色が彩られ、秋のほんのりとした感じが伝わります。

壁画全貌_19
通路南側の壁画「冬の風景」

壁画全貌_20
【ピックアップ】家の屋根や木の上にこんもりと積る雪が、京北の雪深さを表しています。


壁画全貌_21
北桑田高校、周山中学、京北商工会女性部のみなさん、ANEWAL Galleryのスタッフが
完成した壁画前で集合写真。



「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」

主催:京北商工会 女性部、KKB48

協力:北桑田高校、周山中学校、地域のみなさん

企画協力・運営:NPO法人ANEWAL Gallery

京北へのアクセス(道の駅ウッディー京北HPより)
http://fuw.jp/index.html

京北商工会
http://keihoku.sakura.ne.jp/

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2014年11月06日

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.9「壁画の除幕式」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.9「壁画の除幕式」

 11月3日に開催された「京北ふるさと祭り」にて、 9月から約2ヶ月にわたりすすめてきた地下通路の壁画制作完成の 初お披露目として除幕式が行われました。

 試行錯誤の末に完成した壁画をはじめて多くの人にお披露目する日となり、 壁画を制作した北桑田高校、周山中学校の学生のみなさんもソワソワ。 主催の京北商工会女性部のみなさん、ANEWAL Galleryスタッフもドキドキしていました。

 その当日の様子を写真とともにお伝えします。 どうぞご覧下さい。

(開催日:11/3)


除幕式_1
京北の入り口にある道の駅「ウッディー京北」の前にずらりと出店やステージが並び、
朝からたくさんの人で賑わっています。このお祭りは毎年3000人ほどの人が訪れるみたいです。

除幕式_2
みんなで協力して壁画の宣伝をします。チラシを配りながらひとりひとり丁寧に説明をしています。

除幕式_3
いよいよ除幕式がはじまりました。まずは壁画を制作した中学生、高校生みんながステージにあがり、京北商工会女性部の方がプロジェクトについての紹介をしてくださいました。

除幕式_4
そして地下通路へと移動し、まだ幕がかかっている壁画と対面しました。

除幕式_5
みんなそれぞれ自分が描いた壁画の前に立ち、いよいよその幕をひく準備をします。
学生の緊張した面持ちと、楽しみに待つギャラリーのみなさん。

除幕式_6
さあ、みんな定位置について、カウントダウンです、、、。

除幕式_7
合図とともに一気にみんなで幕をひきます。

除幕式_8
とうとう京北線の窓辺に描かれた京北の風景が、壁画としてその姿を現しました。
待ってました!とばかりに地下通路はたくさんの人で埋め尽くされました。
壁画を制作した学生の家族や学校の校長先生も駆けつけ、記念撮影や制作過程の
話を楽しそうにしていました。

除幕式_9
周山中学校美術部の学生と顧問の先生が記念撮影。
それぞれが充実した、本当にいい顔をしています。

「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」
主催:京北商工会 女性部、KKB48
協力:北桑田高校、周山中学校、地域のみなさん
企画協力・運営:NPO法人ANEWAL Gallery

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2014年11月01日

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.8「壁画の初お披露目!」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.8「壁画の初お披露目!」

 10月25日の作業日をもって、約2ヶ月にわたってすすめてきた 京北地下通路の壁画制作が完成しました。

 そして、その壁画の初お披露目が11月3日に行われます。 3日は「京北ふるさとまつり」というお祭りも開催され、 たくさんの人たちに壁画を見ていただく機会になるかと思われます。

 お祭りのなかでは京北ならではの多彩な出店やステージイベントなども あるようで、盛りだくさんの内容となっております。

 いよいよ壁画を公開するということでドキドキしておりますが、 地域の方々から遠方よりお越しいただく方々まで、 たくさんの人に見ていただけると嬉しいです。

京北ふるさとまつり
http://www.k-umai.com/event_new.html

チラシ_omote

チラシ_ura

「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」
主催:京北商工会 女性部、KKB48
協力:北桑田高校、周山中学校、地域のみなさん
企画協力・運営:NPO法人ANEWAL Gallery

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2014年10月29日

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.7「いよいよ壁画完成!」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.7「いよいよ壁画完成!」

 地下通路での壁画作業の4日目。 いままで2ヶ月にわたってつづけてきた壁画制作も いよいよ完成が近づいてきました。

 今日までの間にも、中学生や高校生の学生が学校の放課後に 地下通路を訪れ、壁画の制作をすすめていただいていたようで、 かなり壁画の完成度や密度が濃いものになっていました。

 今回は地下通路の南北の壁面に8つの画面を配し、それぞれの画面(京北線の窓)を 中学生・高校生の1人もしくは2人ペアで担当していくというもので、 その壁画にはとても個性豊かで思い思いの京北の風景が反映されたようです。 特にそれぞれの窓に描かれた四季の変化が素晴らしかったです。。

 さあ、壁画は完成へむけてあと少しです!

(作業日:10/25)

25日作業_1
壁画に向き合う姿も、だんだん様になってきたよう。
描き出す手つきも迷いなく動いていきます。

25日作業_2
大きな画面に色とりどりの鮮やかな色彩が広がっていきます。
手の動きが音楽を奏でる指揮者のようで、見ているほうも楽しくなってきます。

25日作業_3
こちらは「京北の冬」を描いています。
画面いっぱいに舞い落ちる粉雪と、木や建物に降り積もる白銀の風景。
京北の冬の情景がはっきりと浮かんでくるようです。

25日作業_4
最終段階に入り、少し離れたところから壁画全体を眺めています。
その姿はもう立派な芸術家です。

25日作業_5
午前の作業が終了し、お昼休憩。
毎回の作業日には京北商工会 女性部のみなさんがお昼ご飯を準備してくださります。
今日は最後ということで、豪華なバイキング形式となりました。
こういったサポートがあってこそ成り立つプロジェクトだと実感しました。

25日作業_6
さあ、お腹も満たされたところで午後の作業開始!
地下通路には活気が満ちあふれています。

25日作業_7
通りがかった小学生の子ども達も作業に参加してくれました。
大きなキャンバスに精一杯背伸びして塗ります。
京北のみんなの思いがどんどん込められていくようです。

25日作業_8
こんなに細やかな描き込みも。
最後は割り箸の先や指先を使って描いていきます。

25日作業_9
主催の商工会のみなさんも壁画制作に参戦!
なんだか楽しそうです。

25日作業_10
タイトル画面を描きます。

25日作業_11
すべての壁画の描き込みが終了したところで、いよいよ最終局面に。
窓のかたちに枠をつくっていた養生テープをすべてはがしていきます。
さあ、いよいよ「京北線の窓辺」がその姿をあらわします。

25日作業_12
とうとう壁画が完成しました!
何もなかった地下通路にぱっと明かりがともり、
京北線の窓辺から見える四季折々の風景が壮大に広がりました。

さあその全貌は、、、次回レポートをお楽しみに。



「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」

主催:京北商工会 女性部、KKB48

協力:北桑田高校、周山中学校、地域のみなさん

企画協力・運営:NPO法人ANEWAL Gallery

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2014年10月23日

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.6「京北の風景を描く」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.6「京北の風景を描く」

 地下通路での壁画作業の3日目。 今回はいよいよ「京北の風景」の風景を地下通路の壁面に 描いていく段階となります。

 まず、「もし京北に電車がはしった時、その窓辺からどんな風景が見えるのか?」 実際の風景を見て歩いてみたり、地図を見たりして、どこにどんな建物があって どんな風景が広がっているのかをみんなで共有していきます。 今回の京北線の窓辺には、実際に京北にある建物などが描かれていくことになります。 そして、そこから出てきた風景のキーワードをもとに紙に下絵を描いていきます。

 下絵が完成すると、いよいよ地下通路への壁画作業に入ります。 ポンポンや型紙を使い、試行錯誤しながら少しずつ「京北の風景」が 立ち現れてくるのが、見ていてワクワクする光景でした。

次回はいよいよ地下通路の作業最終日。 壁画の完成へ向けてラストスパートとなります。 まだまだ続く奮闘のレポートをお楽しみに!

(作業日:10/4)

地図を見る
みんなで地図を見ながらどこに何があったか、
少しずつ「京北の風景」を思い描いていきます。

下書き
何を描くのかをイメージ出来たら、紙に下絵を描いていきます。

地下通路で下絵
いよいよ地下通路へ!
まずは下絵の上から、木や建物など、風景の要素をチョークで下書きします。

ポンポンで塗る女の子
下書きが完成すると、その上に色をつけていきます。ポンポンを使って、
たたきつけるように、押し付けるように色を塗っていきます。

型紙使う男の子
型紙を使って三角のとがった形をつくってみます。
三角が並んでいくと、なんだか面白い風景が構成されていきます。

壁画、桜を描く
春の季節の窓。桜が描かれています。
ポンポンも使い慣れてくると表情豊かな細やかな表現になり、
壁面のでこぼこした凹凸も絵に深みを持たせてくれるようです。

型紙使い終わり
使用した型紙のまわりに緑の色がついて、木のようにもみえます。

いろいろな型紙
型紙は単純な形だけでなく、こんなにおもしろい形のものも。
これは中学生、高校生のみんなが京北をイメージしてつくった型紙です。

みんなで作業10/4
それぞれの窓(壁画)ごとに四季が描かれ、色の使い方もこだわっています。
作業に集中しだすとみんなの目つきがかわります。

4日の最終状況
本日の作業終わり。かなり風景の細部が見えてきて、
地下通路に、すっと京北の風が吹き抜けたようでした。



「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」

主催:京北商工会 女性部、KKB48

協力:北桑田高校、周山中学校、地域のみなさん

企画協力・運営:NPO法人ANEWAL Gallery

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2014年10月20日

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.5「風景の下絵を描く」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.5「風景の下絵を描く」

 地下通路での壁画作業の2日目。 今回は「京北の風景」の下絵となる、山、川、空、平野を 窓枠に描き込んでいきます。

 ここでは、京北線で実際に電車が走るラインを設定し、 そこから見える東西の山並みが、この下絵に反映されることになります。

 また、地下通路の両側にある壁面にそれぞれ4つずつ窓(風景を描く枠)が配置され、 それぞれの窓には京北の四季(春・夏・秋・冬)が描かれていきます。

 次回の作業からは、いよいよ「京北の風景」が描かれていきます。 京北線の車窓に、どんな風景が広がるのか楽しみです。

(作業日:9/27)

下絵塗り始め
風景の山並みや川のラインを下書きし、ペンキで塗装していきます。
ここでは刷毛やローラーを使って塗っていきます。

下絵、山のライン
慎重に、ゆっくりと山のラインをひいていきます。

下絵、四季の風景
少しずつ全体の風景がつながってきました。
一つ一つの窓には四季(春・夏・秋・冬)の山や空、川の色が反映されていきます。
みんなこだわって京北の色をつくっていました。

下絵、協力作業
みんなで協力するとあっというまです。

下絵、楽しく塗る
「こんな大きな絵を描いたことない。」と、みんな楽しそうです。

下絵、北側
下絵完成!

「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」
主催:京北商工会 女性部、KKB48
協力:北桑田高校、周山中学校、地域のみなさん
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2014年10月18日

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.4「壁画の枠作り」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.4「壁画の枠作り」

 さあ、いよいよ地下通路での壁画制作の作業がはじまります。 絵を描き始める前に、まず今回のテーマとなる「京北電車の窓辺」をつくるところからスタートします。地下通路の壁面を電車の車窓に見立てていることから、その壁には窓が均等に配置されていき、そこに京北の風景が描かれることになります。

 ただ、この窓の枠作りがなかなか大変。 寸法をはかり、枠の型をつくって、しるしをつけて、、、。 一つ一つの作業をみんなで協力して、手探りですすめていきました。

 また、窓の枠が完成したら、絵の下地となる「白」のペンキを塗っていきます。この下地を塗っておくことで、絵を描くときに色がきれいにみえてくるので大切な行程です。

 ここまでで、1日目の作業は終了! 次は壁画の下絵を描きます。

(作業日:9/13)


図面
図面をみながら、壁面に配置する窓枠の位置を確認していきます。

枠づくり
次に、窓枠の寸法を測り、枠の型をつくります。

枠配置
窓枠の型ができると、協力しながら壁面に配置していきます。

薄暗い作業場
地下通路での作業は薄暗いトンネルのようで、独特の空間が広がっています。

窓枠の養生止め
窓枠の型に沿うように、養生テープをひき、壁画を描くスペースをつくっていきます。

計測のメモ
枠となる養生テープの上には計測したメモらしきものが、、。

養生張り
壁画をする枠以外にペンキの色がつかないように、しっかりビニールで養生していきます。
車窓ということで、窓枠のふちをカーブさせる、こだわりも!

下地塗り
さて、養生が終わったところで、いよいよ下地となる白ペンキを塗っていきます。
やっと壁画らしいことが出来ると、みんな嬉しそう。

みんなで下地塗り
中学、高校の美術部のみんなや顧問の先生まで、みんなで作業をすすめていきます。

あとひと塗り
さあ、あとひと塗りで完成!

「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」
主催:京北商工会 女性部、KKB48
協力:北桑田高校、周山中学校、地域のみなさん
企画協力・運営:NPO法人ANEWAL Gallery

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2014年10月15日

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.3「”京北のかたち”ワークショップ」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.3「”京北のかたち”ワークショップ」

 地下通路への壁画制作にはいる前に、まず導入となるワークショップ「京北のかたち」を行い、地元の北桑田高校と周山中学校の美術部学生のみなさんに参加いただきました。

 今回のテーマとなる京北線の窓辺から見える風景をイメージするため、京北に住む学生のみなさんに「京北の好きな風景」「京北の季節」「京北の気になる場所」などについてキーワードを出してもらいました。そして、一人一人の思い描く風景を絵にしてもらい、そこから発展した「京北のかたち」として、画用紙を切り抜いた型紙をつくりました。

 そして、ワークショップの最後には、綿を布でくるんだものに絵の具をつけて、描いていくポンポンを使った手法で、型紙を使って形や色を構成し「京北の風景」を描きました。

 今回のワークショップで出てきた京北の風景についてのキーワードや、ポンポンや型紙を使った手法が、実際の地下通路への壁画制作へとつながっていきます。

(作業日:8/30、9/13)

ワークショップはじまり
まずはじめにANEWAL Galleryのスタッフより説明があります。

レジュメ
ワークショップで配られたレジュメ。京北電車のスケッチがみえます。

ふせん
京北の風景について、みんなの話から出てきたキーワードを書き出します。

型紙
「京北のかたち」となる型紙を作っています。

型紙で描く
型紙とポンポンを使って、絵を描いていきます。

型紙で描く2
型紙によって、不思議な絵ができてきました。山かな?

ポンポンで描く
ポンポンを使う手法も、はじめは慣れないけど、どんどん楽しくなっくるようです。

ワークショップ完成1
完成した作品「川沿いにある桜並木の風景」

ワークショップ完成2
完成した作品「京北の山と川の風景」

ワークショップ完成3
完成した作品「国道沿いからみた柵のある風景」

「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」
主催:京北商工会 女性部、KKB48
協力:北桑田高校、周山中学校、地域のみなさん
企画協力・運営:NPO法人ANEWAL Gallery

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2014年10月14日

京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜Report Vol.2「企画発表!」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.2「企画発表!」

 まず地下通路への壁画制作に向けて、何を描くのか?ということから考えだしました。 そこですぐに浮かんできたのが「京北の風景」についてです。

 京北は山に囲まれた盆地となっており、すっと立ち上がった杉が規則正しく並んだ山並みはおおらかな線を描いています。また、山のふもとには田園風景が広がり、その脇をゆるやかに川が流れています。そこには、市内(右京区)でありながらも、雄大な日本の原風景が豊かに息づいています。

そんな「京北の風景」を今回のテーマにしたいと思いました。

 ”もし京北に電車がはしったら、そこからどんな風景が見えるだろうか?”

 京北には現在、電車が通っていませんが、京北に電車がはしったとしたら、 その車窓からどんな風景が見えるのかを想像してみます。

 また、地下通路を電車に、壁面を車窓に見立て、窓枠のなかに風景を描きます。 実際に電車が走る路線を弓削川沿い、国道162号線沿線の京都市立京北第三小学校辺りから右京区役所京北出張所までと仮定し、そこから見える風景(山並みや川など)を壁面に投影。 その上に京北の四季(春・夏・秋・冬)の移り変わりも描いていきます。

さあ、どんな風景が見えてくるでしょうか?

京北の山並み
京北の山並みと青空。山からはいつも心地よい風が吹いてきます。

京北電車の絵
「もしも京北に電車がはしったら?」まずはイメージとなる絵を描きます。

京北ラインの絵
京北線の線路を地図にひいてみる。そして、そこから東西に広がる風景を見ていきます。



「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」

主催:京北商工会 女性部、KKB48

協力:北桑田高校、周山中学校、地域のみなさん

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2014年10月10日

京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜Report Vol.1「地下通路」

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜Report Vol.1「地下通路」

 今回のプロジェクトの舞台となるのは地下通路です。歩行者が道路を安全にわたるためにつくられた地下通路(階段で地下へ降り、全長約20mほどの通路を通り向こう側へと渡るもの)ですが、京北に住む住民で通路を利用しているのは一部の人に限られているようです。実際に京北の方に聞いたところでも「知っているけど、普段あまり使わない」といった声が聞かれ、認知されていても利用される機会が少ない、といった現状なのかもしれません。

 そこで、この地下通路に壁画を描き、それを広く住民のみなさんに知ってもらうことで、地下通路のことも再認識してもらうというのが今回の趣旨になっています。

 また、地元の中学生や高校生、住民のみなさんとの協同作業で壁画を描くことで、「ただ絵を描く」で終わらず、参加したみなさんが壁画制作後も地下通路を京北の原風景としてとらえ、未来へとつながる大切な場所になればと考えています。

京北地下通路の入り口
地下通路の入り口。道路をはさんで反対側に見えるのが出口です。

京北地下通路の中
壁画の制作にとりかかる前の地下通路です。人が通る際には自動感知で照明がつきます。



「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」

主催:京北商工会 女性部、KKB48

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2014年10月09日

京北地下通路ペインティングプロジェクト 始動! 〜京北線の窓辺から〜

京北地下通路ペインティングプロジェクト ANEWAL Gallery

京北地下通路ペインティングプロジェクト 〜京北線の窓辺から〜

 京北(京都)の入り口となる右京区役所京北出張所。通りを隔て駐車場があり利用者の利便性と安全性を確保するための地下通路があります。
 しかしながら、通路を使用しているのは一部の人に限られ、住民の認知もまばらな状態。また、地下通路という性質上「暗い」「怖い」と言った声も聞かれあまり利用されていないのが現状です。

 そこで、地元の高校、中学生や地域住民のみなさんと一緒に地下通路に「京北の風景」をテーマにした壁画を施すことで、地下通路を地元の方々に知ってもらうきっかけになればと考えました。また、壁画制作での体験を通して、参加者それぞれが京北の魅力や愛着を再認識していくことを目標とします。

今回、ANEWAL Galleryとしては、企画の協力からプロジェクトの実施・運営まで、多岐にわたって取り組むことになりました。

これから壁画完成までの奮闘の日々をリアルタイムでお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!

「京北地下通路ペインティングプロジェクト〜京北線の窓辺から〜」
主催:京北商工会 女性部、KKB48
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