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海癒プロジェクト'09おまけ 岡山編

見てください!瀬戸大橋ですよ!瀬戸大橋!!
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海癒プロジェクトを終えたANEWAL Gallery一同は、
四国の地に別れを告げ、瀬戸大橋を経て中国地方へと駒を進めました。


目的地は岡山県岡山市のアートギャラリー「アートスペース油亀」さま。
元は生活油を扱っていた町家さんで、
現在はアートスペースとして精力的に活動されています。
ANEWAL Galleryとは、今年2009年5月末に当ギャラリーを事務局として開催された都ライト'09にて、
油亀のスタッフさまがボランティアとして駆けつけてくれたのが縁。
このたび海癒プロジェクトの帰り道ということで、
ANEWAL Gallery一同でご訪問することが出来ました。


到着すると、道路から一段低くなって、重厚なたたずまいの町家が…
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異世界の入り口のようで、わくわくする雰囲気です。

深夜にも関わらず、油亀には大勢の人が…
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飛び入りで場に参加してしまいましたが、あたたかい歓迎をしていただきました。
旅先での温情は心にしみいりますねぇ…


油亀はANEWAL Galleryより幅が倍ほどある敷地で、その半分くらいが展示スペースに当てられています。
飲食販売をしていたり、ショップスペースがあったり…
同じ町家ギャラリーながら、新鮮に感じるところがたくさんありました。
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訪問の際開催されていたのは鉄鋼アーティスト ハセガワタカシさんの作品展。
翌日にはミュージシャンやダンサーの方が加わって、油亀の空間と、ハセガワタカシさんの作品との
コラボレーションライブが開かれるとか!
さまざまな職業、年代の人々が集って、刺激的な一時を作り出すところは、ANEWALと同じですね。
その晩は夜更けまで、スタッフの学生さんと、ハセガワタカシさんと、翌日のライブ出演者の方とで
語り明かしました。楽しい夜をありがとうございました。


一夜明けて、昼間の油亀。
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中庭があったり、裏庭があったり、建物のリズムはANEWALとよく似ています。
「空」というのはemptyの意味です。トイレの前なんですな。


せっかくなので市内観光。
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岡山県立美術館を外から見て(入らない)、路面電車を見て(乗らない)、と戯れる(いつでも来てねと飼い主様)。

僕たちなんかが入っていいのだろうか…と思いつつ「禁酒会館」でお茶。
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禁酒会館は裏庭のある古いビルで、これまた面白い雰囲気の建物でした。
そして岡山城後楽園。いやぁ、いいですなぁ日本は…


一日観光して帰ってくるとライブスタートです。
音楽と舞踊、造形、空間のコラボレーション。
観客までも移動して、油亀中を動き回るエネルギッシュな舞台でした。とても面白かった!
撮影は不可だったので写真はありませんが、またの機会があることを期待しております。


楽しい一昼夜を終えて、ANEWAL Galleryは京都に帰ります。
見送って下さったアーティストの方々、そして油亀のスタッフ様方、
突然の訪問にもかかわらず温かく迎えてくださって本当にありがとうございました。
帰り際、今後のことについて少しお話。
連携して、何かやりたいですね。なんて話も。
岡山と京都、今後どのような展開を見せていくのか…?
2つのギャラリーの輝かしい未来がひらけてまいりますように。

今回油亀を訪問して、わたくしますやまが個人的に感じたこと…
それは我々ANEWAL Galleryも含めて、まちかどのギャラリーという施設の面白さです。
美術館でもない、コンサートホールでもない、住居でもない、
「アートスペース」なんてあいまいな言葉で扱われるこの奇妙な「うつわ」。
しかし世の中では、このうつわでしか受け止めることの出来ない
不思議な面白い現象がたくさん起きているのです。
これからもそんな現象を受け止め、育て、起こしていけたらいいなと思います。


かくして海癒プロジェクト'09は静かに幕を下ろす…
重いまぶたと、3、4時間かかる家路を残して…

ますやま

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