旧本館ツアーガイド1
旧本館を正面から見た立面図
旧本館を真上から見た図面
旧本館の魅力はなんと言ってもルネサンス様式の建築物という西洋の様式を守りながら内装には日本建築らしい要素も随所に散りばめられている点があげられる。(これは是非とも本館に足を運んで見ていただきたい)そして、ロの字型になった回廊(上の図面)は、巡り歩くほどになんとも不思議な発見と感覚を味わわせてくれる。こんな場所は日本全国でもなかなかないだろう。ロの字型の回廊を歩いていると、その廊下に沿った窓から旧本館の中庭を見ることが出来る。もちろんロの字型のため180°から見ることが出来る。それだけでなく、その窓自体が「手漉きガラス」といって分厚くて、手漉き独特の気泡の入ったガラスのため、その窓ガラスがゆらぎを帯びて、外の景色がいろんな表情に見えてくるのだ。さらに日中光りがそのガラスに差し込むと、廊下にはゆらゆらと波のように光かがやく影が映し出される。これは一見の価値がある。ECHO TOUR期間中である時期としては、やはり桜の開花が一番楽しみである。旧本館の廊下からゆらぐ桜の木を眺める、それもひとつの楽しみ方かもしれない。
"Wa-On振興委員会" 重本