道草探検ワークショップ「まちくささんぽ」レポート
夏も本番に迫る7月6日、ANEWAL Galleryにて、
道草探検ワークショップ「まちくささんぽ」が開かれました。
まずはまちくさ博士から、ワークショップの説明。
「まちくさとは町に生える草に名前をつけること」
子供たちは博士の紹介するまちくさ達に興味津々。
博士を先頭に、いよいよまちくさ探索に出発!
出発した途端にまちくさを発見する子供たち…(笑)
公園についてからは、それぞれでまちくさ探索開始。
お母さんと一緒に、すぐにまちくさをみつける子、色々な草を見て回る子、
それぞれのペースで思い思いのまちくさを見つけていました。
帰ってきてから、それぞれが見つけてきたまちくさの発表。
まちくさがどんなところに生えていたか、どんな所が気に入ったのか、
博士に質問され嬉しそうに答える子供たち。
最後はみんなでカードづくり!
マスキングテープや色鉛筆を使って、とても可愛らしいカードが出来ていました。
「持って帰って宝物にする!」と嬉しそうに出来上がったカードをみせながらニッコリ。
子供たちの目線は本当にすごい。
大人たちにはただの草にしか見えなくても、彼ら、彼女らの目線から見ると
鉄砲に見えたりブラシに見えたり、牢屋に見えたり。
どれだけしゃがんでみても、多分もう私たちは見ることができない視界がそこにはあって。
世界があって。
久しぶりに公園を歩き回って、まちくさを見ることによって、
少しだけその世界を見せてもらうことが出来た気がしました。
文・木村実里
写真・森島善則
1985年生まれ京都出身。 2007年、町に生える雑草に自ら名前をつけて分類する「まちくさ」を考案、 図鑑と絵本を制作する。また、子ども達との路上探検ワークショップ 「まちくさめぐり」のプロジェクトも開始。自らまちくさ博士となり小学校や 施設をまわる。また、精力的に展覧会なども開催し、日々まちくさの新たな 可能性を探っている。
まちくさ公式ホームページ