« ECHO TOUR 2010 下見編 | トップページへ | ECHO TOUR2010 旧本館巡り第三幕 »

ECHO TOUR2010 旧本館巡り第二幕

旧本館を図面で見てみよう!と題しまして。
今回は旧本館の図面を通して違う角度からその魅力に迫っていきたいと思います。

旧本館立面図.jpg
 さて、まずは旧本館をちょうど正面から見た時の図面。
中央の一段高くなった屋根を中心として左右両翼に対称に張り出した形は、西洋近世の大邸館をほうふつとさせ、その時代のエネルギーがつまった迫力に圧倒されます。


旧本館平面図1階.jpg
 次に、旧本館をちょうど真上から見たときの平面図を見ていきましょう。まずちょうど中庭を囲んで「ロの字型」になった回廊に各々の会議室等の部屋がひしめき合っているのが旧本館の最大の特徴ではないでしょうか。今は会議室として使われていますが、本館として使用されていた時には京都府のそれぞれの課がすべてここに入っていたということで、その賑わいを想像すると不思議な感じです。

今、旧本館の1階部分はNPOパートナップセンターやいくつかの事務局がおかれています。

旧本館平面図2階.jpg
 さらにここから2階をご紹介。ECHO TOUR2010ではこの2階の部屋や廊下を使い、造形作家による作品展示などを行います。この2階ではたくさんの見どころスポットがあります!まず、先日ご紹介した「正庁」旧本館のシンボルともいえる場所で一番大きな部屋でもあります。

 また、正庁の隣りへすすむと、そこには「旧食堂」や「旧知事室」といった部屋が並びます。ほんの数年前まではこの場所で知事の職務がなされていたのです。おすすめは、旧知事室の東窓から見える比叡山の絶景です。今は建物が建ち、見えにくくなりましたが以前はすばらしい眺めだったとか。


 この「正庁」や「旧知事室」といった場所は基本的にはいつでも公開されており、その場で「NPO法人京都観光文化を考える会・都草」のスタッフが解説つきで案内してくれます。もちろんECHO TOUR会期中も!
4月3日、4日には特別企画「府庁旧本館ガイドツアー」がありますのでご興味ある方は是非ご参加を。

関連する記事、もしくはReport